気が付けば毎朝の霜が降りる冬の景色が日常になり朝晩の気温もぐっと下がりました。あっという間の一年の最後の月師走に入ってしまい今年のカウントダウンが始まった気がします。
今回の生け花は白南天です。
冬になって華やかに赤く色付く南天を目にすることが多いですが白い南天も楚々とした控えめな美しさがあります。白い実を煎じて飲むと喉に良いとの言い伝えがありますが田舎で育った幼少期に祖母が白南天を砂糖で甘く煎じて飲ませてくれたことを思い出します。
古い白南天の古木をそんな思いと一緒に生け込みました。
今年最後の生け花になるかと思います。
ぜひご来店くださいませ。