陶房樹香 佐藤信樹白磁展 =幕=
2016年1/2(土)~1/24(日)
月曜日定休(祝祭日は翌日)
2016年新春の展覧会ご案内
白磁一筋に作陶された佐藤信樹氏最後の白磁展です
どうぞご期待ください
憧れ続けた陶房がその歴史に幕を降ろすことになった。
業を積むかのような作陶への姿勢は季器楽座の大切な道しるべでもあった。震災での甚大な被害。建て直し踏み出す一歩があったとしても追い求める白磁の道とは違う方向に変ってしまう。「轆轤から降りる」が時間をかけて出した答えだった。
精の全てを注ぐように造られた逸品は気貴く、いつの日か季器楽座に並ぶ日を夢見て励みとして来た。災罹を逃れて手元に残った作品300余点。憧れの作品をこのような形で託してもらえる日が来るとは想像さえしていなかった。
最後となる白磁展は未熟な私共に課してくれた試練なのか大きな褒美なのかその見極めもままならない。今はただこの白磁を待ちわびて居てくださったお客さまへ作り手の想いと共に伝えられることが出来れば良いと願う。
2016年の始まりに皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
※1/9展示作品追加掲載しました
佐藤 信樹
1952年生まれ雪深い会津に育つ
20歳より会津、有田にて修業
人間国宝井上萬二氏に指導を受く
30歳で郡山安積野に築窯陶房樹香設立
以降白磁の道を歩み続ける
三笠宮同妃両殿下献上の栄を賜る
『白磁縞文香炉』
秩父宮妃殿下献上の栄を賜る
『白磁芙蓉紋壺』
郡山市制70周年文化功労賞受賞
佐藤 香都
1953年和紙漉農家に生まれる
25歳より夫と共に有田にて修業
陶房樹香にて作陶
2011年 東日本大震災被災
2015年 陶業引退
ぜひご来店くださいませ。