お盆を過ぎて急に涼しくなった今年の夏も長雨とともに秋へと移って行きそうです。肌寒いほどの気温に驚きつつも足早に過ぎる晩夏を追い駆けるように蝉が鳴いています。
今回は南天と青木の生け花です。
久しぶりに実家へ泊った早朝、ついこの前まではすっかり明るかった朝5時がまだ薄暗くて驚きました。季節の時計は確実にそして正確に時を刻み、人間の勝手な営みに動じることなく季節は移り変わって行くモノなのだと実感させられます。秋雨前線の長雨に濡れた庭や土手の木々が瑞々しく喜んでいるようでした。
実家のそこかしこに植えてある南天の大株も長雨で倒れた樹が多くあり、そんな南天の大枝と遅れて咲いた南天の花そして裏山の藪にある青木を採って来て生け込みました。
これからの季節の木々はあまり長持ちしてくれません。
ぜひお早めにご来店くださいませ。